daigakuin2011

『表面張力』

-京都造形芸術大学大学院修士課程 芸術表現特論Ⅷ 課題制作展-


2011年9月10日(土)〜10月2日(日) 会期中無休・入場料無料

平日13:00〜20:00 / 土日祝 12:30〜20:00(最終日は17:00まで)


展覧会について:


本展は、京都造形芸術大学大学院修士課程にて開講されている夏期集中授業「芸術表現特論Ⅷ」の受講生による課題制作展です。

講師は、日本の美術界を牽引する河口龍夫、藤本由紀夫、名和晃平の3作家。

約40名の受講生たちは、この3名から投げかけられた「感覚」「五感」というテーマに基づいて作品を制作します。

短い制作期間だからこそ、受講生たちはこれまでの制作スタイルに囚われず、

大胆かつ実験的、そして自分の限界を軽やかに越える挑戦をしています。

ARTZONEでは、その成果を展示するほか、講師陣を交えた公開合評会を9月10日14:00~から開催致します。



開催趣旨:

『表面張力』は、京都造形芸術大学大学院修士課程で、河口龍夫、藤本由紀夫、名和晃平による集中授業「芸術表現特論Ⅷ」受講生による展覧会である。

「感覚」「五感」をテーマに個人制作をするという課題に対して、1ヶ月をかけて制作された作品がアートゾーンに展開される。

今回で3回目となるアートゾーンでの展覧会のタイトルは、毎回、院生から提案されるタイトル案から選んでいる。

1回目の「そんざいかん」、2回目の「対向車線」に続き、今年は「表面張力」を選んだ。


表面張力という日常の些細な現象にも、大気圧や引力といった、

宇宙を構成する原理と結びついているというところに目を付けたことに、

感覚を通して、私たちの生活するこの世界に向き合おうとする態度を感じた。


決して派手な表現ではないが、日常の何気ない体験に注目し、そこから個人の感覚を越えた表現を目指している院生が多いのが、

今年の特徴ではないかと思われる。

同じテーマでの展覧会でありながら、毎年、その表現に変化が現れるのは、日常社会での出来事に敏感に反応する世代である、

大学院生の展覧会ならではのことではないかと思われる。

その意味からも「表面張力」という言葉は、今を考えるヒントになるのではないだろうか。



藤本由紀夫(京都造形芸術大学教授)





ディレクション:宇崎 晴香、河原 功也、中條 有里、中村 敬介(ASP学科学生)