
ARTZONE SELECTION 2011『巡る大地 風に還る』
2011年4月29日(金・祝)〜5月15日(日) 会期中無休・入場料無料
平日13:00〜20:00 / 土日祝 12:30〜20:00(最終日は17:00まで)
「ARTZONE SELECTION」とは、 ARTZONEを運営する京都造形芸術大学の学生スタッフが推薦する複数のアーティストによる、オムニバス形式の展覧会です。異なるジャンルのアーティストが、ARTZONEならではの実験的な企画・展示を行うことで、アーティスト自身の新たな可能性を探り、またARTZONEという場のポテンシャルを引き出していくことを目的としています。
今回は、画家のいちかわともこ(推薦:小林稜治 / 芸術表現・アートプロデュース学科 2回生)と版画家の科野和子(推薦:加藤彩世 / 同学科 3回生)による二人展です。ARTZONEスタッフの推薦により、今回、初めて出会った二人ですが、お互いの作品の根底には不思議と共通するものがありました。刻一刻と変化し、過ぎ去っていく日々。彼女らはそれを愛し、そこに生き、感じたことを作品に織り込んでいきます。 『巡る大地 風に還る』展では、日々の生活のなかで時間とともに積み重なっていく経験や記憶を「地層」として捉え、そこに感情を染み込ませて、純化させることを試みます。1階では、「地下世界」=人間の基盤・深層意識をイメージし、作家のアトリエを模した小屋を設置。実際に使用している制作道具や作品のモチーフとなる小物とともに、作家の日常と表現の源泉を展示します。また、2階の「地上世界」=作品・表層意識の空間には、いちかわの幅9mを超える新作絵画と、科野が毎日書きためてきた500〜1000枚の膨大なドローイングによる合作を展示。壮大な作品世界に浸ることで、ろ過された想いは、明日を生きるための糧となってくれることでしょう。
作家紹介:
【いちかわともこ Tomoko Ichikawa】
“祈り”や“聖堂”などをモチーフに多用しながら、特定の宗教ではなく、各々の心の中にある個人的な「信仰」を呼び起こす作品を数多く制作。柔らかな色調と絵本のような素朴な画風が特徴で、その表現方法は絵画や陶芸、絵本など多岐にわたります。また、頭からすっぽりと布に包まれた人物が作中に頻繁に登場することから、オリジナルのマトリョーシカも制作しています。
いちかわともこさんのWEBサイトです→http://www.ichikawatomoko.com/
【科野和子 Kazuko Shinano】
植物や昆虫、魚といった生物の一部をクローズアップしたかのような繊細な銅版画を主に制作しています。 近年では、背景を黒一色にした作品をたて続けに発表。 緻密な線によって暗闇に浮かび上がるそれらは、私たちの奥底に眠る原始的な記憶や感情を思い起こさせ、まるで瞑想しているかのような感覚を与えてくれます。
ディレクション:小林稜治、加藤彩世、郡司菜々美、似内達吉




